空間

2003年2月20日

「教室」という異名のついた一つの部屋に

「生徒」と名づけられた同い年の子供が

集まって同じ環境で学んでいる。

何を?

勉強。

違う。

もっと大切な何か。

ただ無造作に放り出されて

一つの空間に詰め込まれて

自分をさらけ出すことができずに苦しんでいる

「教師」という名のついた人間に

命令を下され

その命令に従って生きている。

自分の本性をさらけ出すと

みんなと少しでも違うことをすると

「問題児」という新しい名がつく。

だから、「生徒」は「教師」の命令に忠実に従
うただの人形。

「教師」という人間の手で操られている「生徒」

「家」という空間に帰れば

「親」という人間がいる。

そして、「生徒」は「子供」に戻る。

「教室」で習ったことを勉強しろといつも言う。

「子供」の仕事は勉強だ。

それが口癖なのだろう。

少しでも不満を言えば怒られる。

「親」という人間に従い生きていく。

何だろう。

僕の居場所はどこなんだろう。

この狭い空間を毎日行ったり来たりしている僕は誰なんだろう。

この空間から逃げればたちまち「不登校」という異名がつく。

周りは悪い意味にとり、将来が大変だから・・・・と、いうことになる。

無造作に生まれて。

放り出されて

帰る場所は無く、たださまよい続けている。

これからも。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索